はじめに
ユース年代のチーム選びは、今後のサッカー人生を大きく変える重要な選択となります。
ユース年代のチーム選びが成功したか、そうでないかで今後のサッカーのパフォーマンスに大きな影響を与えます。
私自身はチーム選びに失敗しその後、サッカーを辞めることになりますが、自分自身の失敗例だけでなく、Jリーガーになった選手たちの成功事例も数多く知っていますので、自分の失敗例と他社の成功例を踏まえて、高校・クラブユースの自分にあった、いいチームの選び方について解説します。
自分にあった、いいチームの選び方
まず、自分が将来どうなりたいかが、一つのポイントだと思います。
- 高校卒業後にプロになりたいのか?
- 大学卒業後にプロになりたいのか?
- 好きなチームがあってJユースからプロになるのか?
- 選手権に出場したいのか?
- サッカーは高校までで、大学からは違うことに打ち込む など
将来のビジョンによってチーム選びが変わってきますので、まずはしっかり将来自分がどうなりたいのかを考える必要があります。
そのうえで、自分の現状のレベルを客観的に判断し、長所、短所、プレースタイル、自分の好きなサッカー、好きな戦術、監督の人柄、サッカーのしやすい環境などを考慮し、高校、クラブの情報収集を行ってください。
その為には、試合をみたり、練習を見学したり、可能であれば練習に参加するなどが必要です。ただし、それだけでは、監督の人柄、普段の練習の雰囲気やどういう志の選手が集まってきているのか、普段の選手達の様子などがわかりません。
私たちの時代はその点がブラックボックスとなっていましたが、現在は、インターネットが普及し、該当する高校のOBなどの口コミを掲載するサイトなどもあり、情報を収集することができるようです。
できる限り多くの情報を集めることをお勧めします。
また、チームの選び方のあまりよくない事例として
- トレセンのメンバーや友達とみんなであのチームに行こうと約束した
- 指導者の方に熱心に誘われた
- 今在籍しているチームの先輩が活躍している
などがありますが、これだけだと、上述した自分のサッカースタイルや、長所、短所などを考えたうえでのチーム選びとなってません。また、自分も経験しましたが、指導者が熱心なのは、入部するまでということも多くあるようです。こういった部分に目を奪われず、しっかり情報を集め、自分のスタイルなどとマッチしているチームへの入部をお勧めします。
関連記事:私立高校のサッカーの特待生制度での入学についての注意点を解説します。
入部の方法と入部後について
入部の方法については、以下のケースがあります。
- スカウトされる(授業料免除などの特待生)
- セレクションで合格する
- ジュニアユースからの昇格
- 推薦で入部する(クラブユースはない)
- 一般入部(クラブユースはない) など
入部後、スタートの段階では、特待生などは、最初からエントリーメンバーに近いところからのスタートなりますので、一般入部の選手とは正直、差が開いていると思います。
ただし、強豪校で、コーチの人数が多い場合などは、しっかりプレーをみてもらえる機会があると思いますので、十分メンバー入りするチャンスはあります。
ただし、大所帯で指導者が少ない場合は、なかなかプレーをみてもらえるチャンスがないので少々厳しいのではと思います。
十分な人数、指導者が在籍し、プレーをみてもらえる機会があるかも考慮してチームを選ぶ必要があると考えます。
まとめ
ユース年代にどういったチームでサッカーをプレーするかは今後のサッカー人生に大きな影響を与える非常に重要な選択となります。
プロに近い年代でもありますし、急激に成長し、無名選手から一気にJリーガーになるということも珍しくありません。
また、良い指導者との出会いも、成長するうえで、非常に重要なことだと思います。
そういった観点からも、自分を一番成長させてくれるチームに入る必要があると私は思います。
最終的には、選手自分自身でチームを選んでもらいたいと思いますが、しっかり考え、迷い、自分の選択に悔いが残らないようにして頂きたいと思います。
ももかつ
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