はじめに
成長過程の状況にある育成年代の選手たちにとって、個人の努力によるレベルアップももちろん必要ですが、それに関わる指導者の存在も重要です。
いい指導者とのめぐり逢いがその後の選手の未来を決めてしまうといっても過言ではありません。
今回は、育成年代における選手達にとって指導者の重要性について解説します。
育成世代の指導者の重要性について
サッカー協会のガイドラインにもあるように、代表強化、ユース育成とともに挙げられているのが指導者の養成です。
選手の育成を担う、指導者のレベルアップ無くして、日本が世界の強豪と渡り合っていく事は出来ないと思います。選手の為に必要な事は、指導者自身が成長し続けることだと思います。
海外のサッカーを見てもわかるようにサッカーは日々進化し続けています。
指導者の方々が新しいことを学び吸収しなければなりません。
日本サッカーの更なる飛躍のためには、指導者のレベルアップが不可欠だと思います。
各個人に合わせた指導法の必要性
高校サッカーに目を向けると勝利至上主義が浸透しており、選手の育成は後回しになっているような高校が多々見られます。
100人、200人の部員を抱え試合に出場できる選手は限られているにも関わらず必要以上に選手を獲得しています。
サッカーがビジネス的な要素を多く含んでいる状況になっていないでしょうか。
サッカー部が強くなればなるほどそのチームでプレーがしたいということで沢山選手が集まってきます。
沢山の選手が集まってくれば、学校は授業料を稼ぐことが出来、学校は利益を生み出すことが出来ます。本来、学校は教育を行う場であり、利益を生み出すところではありません。
確かに、プレミアリーグなどが整備され、強豪校は2軍、3軍を県リーグに出場させるような状況にあり、試合に出場できる機会は増えたと思いますが、県リーグで出場することで高いモチベーションを維持することができるでしょうか。
また、あたりまえですが、選手権には2軍、3軍の選手は出場することはできません。
また、懸念事項として挙げられるのが、沢山の選手を抱える中で、試合に絡めない選手は早々に見切きっていないかということです。毎年のように優秀な選手が入学してくるような状況で果たして選手一人一人の個性を伸ばすような育成ができているか疑問に思います。
勝利至上主義でもなく、ましてや学校が利益によって潤うことでもなく、純粋に選手が成長できるそういった仕組み作りが必要だと個人的には思います。
選手には個性があります。
足が速い選手もいれば、遅い選手もいる。キックが得意な選手もいれば、トラップが得意な選手もいて、選手それぞれに個性があります。
育成年代で重要なことは個性を無くさないように指導することです。
全ての選手を一纏めにして、指導するのではなく、それぞれの個性にあった指導を行っていく事が重要だと思います。
まとめ
今後、日本サッカーが大きく飛躍していくためには、選手のレベルアップはもちろんですが、指導者のレベルアップも重要だと思います。
指導者の人数が限られている中で、選手一人一人の個性を見極めながら指導していくというのは大変な事だと思います。
新しい指導法を学びに海外に視察にいったり、日々新しい指導法を学ぶ、勉強熱心な指導者の方もいらっしゃいます。
また、コーチの数を増やすことによって一人一人の個性を大事にして、細かいところまで行き届くような指導をおこなっていくチームも存在します。
今後、そういった指導者、チームが増えていけば、日本のサッカーは明るい未来が待っているのではと思います。
ももかつ
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