本田圭佑選手の言葉
『やっぱり(運を)持ってますね』
本田圭佑選手のゴールを決めた代表選後のインタビューの言葉ですが、いいメンタルの状態で試合に入り、結果を残した一番の好事例ではないかと思います。
私も現役時代に
・今日はやけにいいところにボールがくる
・ゴールが大きく見えて、キーパーが小さく見えるのでシュートを外す気がしない
・ボールや敵がスローモーションで見えるけど自分の動きは速い など
スピリチュアル的な、何故そうなったのかを説明するのが難しい、そんな感覚でプレーをすることがありました。
そういった時は、何をやっても上手くいく時で気持ちが乗っている時だと思います。冒頭の本田選手も どういう感覚でプレーしているかは彼にしかわかりませんが 、おそらく試合に臨む準備の段階から、俺は持ってるので活躍できる!というメンタルで試合に入っているのだと思います。
一瞬の輝きで決定的な仕事をして、チームを勝利に導くような選手はまさに持っている選手です。持っている選手=いいメンタルの状態で試合に臨めている選手と私は考えます。
また、私の現役の時の数少ない活躍を思い返すと、やはりメンタル面での影響が大きかったのではないかと思います。
試合に臨む際にメンタルを強くする方法について
・いいイメージを持って試合に臨む
サッカーの映像、例えばゴールシーンをみたり、素晴らしいプレーばかりのプレー集を繰り返しみることで頭の中にいいイメージを残す。
イメージトレーニングを行い、ゴールのイメージ、アシストのイメージ、ボールを奪うイメージなどそれぞれのポジションに応じた、いいプレーを頭の中で繰り返し行う。できれば、対戦相手やマッチアップする相手選手の動きなどもイメージしておくとよい。
・日々の習慣を整える
トレーニング、食事、休息など、どうすれば、いいパフォーマンスを出すことが出来るかを考えて習慣化させる。日々の習慣(これだけサッカーのために自分は取り組んでいるんだという事実)が自信に変わり、メンタルを整え、試合でのパフォーマンスに直結する。
声を出す
試合前、試合中に声を出すことにより、チームを鼓舞することと同時に自分自身を鼓舞することなっている。声を出すときの注意点として、ポジティブな声をだすこと。ネガティブな声は悪影響を与える。また、試合中の声は、相手に指示を伝えたり、自分の意思を伝える以外に、緊張をほぐすなどの良い影響もある。声は積極的に出したほうがメンタルの観点からもよい。
監督の声掛けなど
選手はフッティスタのカードやウイイレなどのゲームの駒ではない。一人の人間。人間を動かすのは心の部分。指導者の中には心の部分の重要性を認識されていない方が多い気がする。技術や戦術は一生懸命指導するが、心の部分には触れない。試合前のチーム全体への鼓舞するための声掛け、コミュニケーション、試合後・練習後のフィードバックなどそれらが一番重要。スタメンだけではなく、控えの選手や裏方の選手にも積極的に声掛けを行い、チーム全体のメンタル面の向上に努める。たまに、心の部分が重要だというと、根性論をいう方がいますが、個人的な意見として根性ではいいプレーはできない。
まとめ
サッカーの試合で活躍するには、メンタルの強化が重要だと私は思います。
あるデータによるとサッカー選手の鬱になる可能性は、一般の人に比べて1.5倍程度高いという結果になったそうです。サッカーはメンタル的にもかなり厳しいスポーツだと思います。家族の想いやチームメートの想い、代表になれば、国を背負って戦わなければならない。プロにであれば、試合に勝つと、ちやほやされるが、負ければ叩かれる。また、PKを外した場合はのストレスなどは、かなりのものだと思います。サッカーは強靭なメンタルが必要とされるスポーツです。特効がある、メンタルの鍛え方は、ありませんが、やはり日々の積み重ねが、強靭なメンタルを生み出すことになりますので、一つ一つのトレーニング、食事、休息などを大事にしてもらいたいと思います。
ももかつ
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