はじめに
指導者の評価を気にしてミスを恐れ、無難にプレーする選手。
指導者の評価を気にせず、ミスを恐れずに果敢にチャレンジをする選手。
将来的にどちらの選手が伸びていくかというと明らかに後者です。
ミスを恐れず、果敢にチャレンジする選手が増えていけば、チーム全体が失敗を恐れないムードになり、チームのレベルアップにも繋がります。
特に小学生、中学生の段階であれば、積極的にチャレンジし、失敗や成功を重ねプレーヤーとして大きくレベルアップしていく事が重要です。
今回は、プレーヤーのレベルアップに重要な果敢にチャレンジしていく選手を育成する方法について解説します。
果敢にチャレンジする選手を育成する方法
指導法が、チャレンジする選手を育成出来るか、出来ないかの鍵を握ります。
現在、Jクラブの監督は外国人のケースと日本人のケースがあります。
一括りには出来ないとは思いますが、外国人と日本人の大きな違いがあります。
日本人監督は、プレーヤーがチャレンジして失敗した場合、『何だそのプレーは!』、『そのプレーは違うだろ!』と失敗をマイナス面で捉えます。
逆に外国人の監督はチャレンジして失敗してもプラス面で捉え『どんどんチャレンジしていこう!』とチャレンジすること自体を評価します。
海外と日本では思想や文化の違いもあり、海外はポジティブ、日本はネガティブ思考ということもあるかもしれませんが、チャレンジすることを評価することと成功したプレーのみを評価するでは、選手の試合に臨む気持ちの部分で大きく変わり、積極的にプレーできるのは外国人の監督となります。
私もプレーヤー時代には、指導者から型にはめられたプレーを求められ、チャレンジして失敗すると『何だそのプレーは!』、『そのプレーは違うだろ!』とよく言われていました。
そういった指導が定着してしまうと、選手はチャレンジすることをやめ、無難なプレーを常に選択することになります。
そして自発的に考えてプレーすることをやめて、指導者の言われたとおりにしか動かなくなります。
私の場合、最終的には、サッカーをプレーする喜びや楽しさを失ってしまい、サッカーを辞めてしまうことになるのですが、そういった選手がなるべく出てこないようにするのが私の思いでもあります。
もしかすると私のケースは、極端な例かもしれませんが、そういった背景には、選手の育成が第一ではなく、勝利至上主義が浸透していることが影響しているからだと思います。
まとめ
指導者は、積極的にチャレンジした場合のミスを責めず、チャレンジを褒める。逆に消極的なプレーにはしっかり指導していくことが重要だと思います。
個人的には、ミスを恐れ無難なプレーを選択する選手や指導者の言われたとおりにしか動かない選手はピッチに立つ意味がないと思います。
サッカーは楽しんでこそプレーする意味があると思いますし、チャレンジしないサッカーに何の魅力もありません。
育成年代の選手達にはどんどんチャレンジしてもらいたいですし、指導者の方もチャレンジする事自体を沢山褒めてもらいたいと思います。
私自身もサッカーはプレーしておらず、指導者もいないですが、何歳になっても新しいことにどんどんチャレンジしていく気持ちだけは忘れず、新しいチャレンジをした場合は自分自身を褒めてあげたいと思います。
ももかつ
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