はじめに
サッカーに関わらず、スポーツをするにあたり、保護者のサポートは必要不可欠です。
保護者のサポートがなければ、サッカーをプレーすることはできません。
会費や道具などの費用の面のサポートもありますし、練習、試合会場への送迎、お弁当の準備、練習や試合のサポートやボランティアでお父さんコーチを引き受けている方もいらっしゃると思います。
子供へのサポートが多ければ多いほど子供に対する期待が膨らんでくるのが普通の事だと思います。
子供が順調に成長していれば問題はないのですが、子供が成長せずに試合にも出れない状況であった場合、保護者がこんなにサポートしているのに何で息子は…と考えるようになり、保護者の考えや目標などを子供に押し付けてしまっているケースも見受けられます。
私は、何十年前は選手でもあり、現在はサッカーをプレーしている10歳の息子の父親でもあります。
過去の経験や現在の状況などを踏まえてサッカー育成年代の選手と保護者の適切な関わり方について解説したいと思います。
サッカー育成年代の選手と保護者の適切な関わり方について
サッカーをプレーしているのは保護者ではなく、選手です。
基本的には選手が気持ちよくサッカーがプレーできる環境にしてあげることが一番必要な事だと思います。
親がサッカー経験者だからといって、自分の経験を選手に押し付けたり、指導者的な目線で関わっていくのは個人的には違うのではと思います。
試合の勝ち負けについて拘り、罰を与えたり、厳しい言葉を浴びせたり、子供の心を傷つけるような行為は絶対にしてはいけないことだと思います。
チームへの批判や不満、他の選手の批判などをそれを聞いた子供は、混乱する可能性がありますし、変な固定観念を植え付けることになりますので絶対にやってはいけません。
私も選手時代に自分の親や他の保護者から、チームや指導者、他の選手へに対する批判や不満を聞くケースがありました。
まず、気持ちいいものではありませんし、毎日一緒に切磋琢磨してお互いを高めあっている仲間を悪くいうのは許せない気持ちになると思います。
指導者への批判も同じです。
指導者への不満を聞いた選手は、誰の指導が正しいのか、混乱してしまいます。
チームに対する不満などがある場合は、選手の前での発言は控え、指導者との話し合いなどで解決することが必要だと思います。
また、自分が選手時代に指導者気取りの保護者から強い口調で、指導を受けたことが何度かあります。
正直理解に苦しむ行動ですが、自分の息子だけではなく、他の選手との関わり方をしっかり考えて行動する必要があると思います。
チームや他の保護者との関わり方について
選手以外にもチームや他の保護者との適切な関係を構築する必要があります。
指導者との関係はもちろん、他の保護者との関係が上手くいっていないと、選手は非常にやりづらいと思います。
また、サッカー経験者の方に多いと思いますが、試合や練習中に指導者やコーチを差し置いて、指示やアドバイスを送っているのを見かけます。
子供はどちらの指示に従えばいいのか混乱するので慎むべきです。
指導者に対して、戦術や起用法に関する意見を言ってみたり、自分の息子を起用するように依頼してみたり、そういった事をすると選手だけではなく、指導者の方も非常にやりづらさを感じるのではないでしょうか。
全てのチームがあてはまるわけではないですが、しっかりとしたビジョンやチームの方針の下で起用法や戦術を選択しています。
親として自分の息子が試合に出てほしい気持ちはわからなくもないですが、指導者に進言するのではなく、どうすれば試合に出れるようになるのか、選手と保護者が一緒になって考え日々のトレーニングや生活習慣を見直すなどの努力を行う必要があると思います。
また、指導者の対して贈り物をするなどの行為をしている方もいらっしゃるようです。
個人によって様々な考え方があるので一概には言えませんが、プレーヤーからの視点で言わせてもらうと、贈り物などの力を借りて試合に出場するのではなく、自分自身の努力や実力が認められて試合に出場したいと私なら思います。
まとめ
今回は、保護者の方のチームや選手との関わり方について解説しましたが、基本は何ごともそうですが、相手の立場になって物事を考えることができるかということに尽きると思います。
主役はあくまで選手であって保護者ではありません。
選手がサッカーだけに集中し、十分に力を発揮できる環境を作れるかがポイントだと思います。
後は、それをサポートしている指導者、保護者がしっかり協力し、選手が成長できるように後押しするとともに、お互いがお互いを思いあって行動することが大切だと思います。
ももかつ
コメント