サッカーの成長をマラソンに例えると…

SOCCER

走行距離42.195キロ。1位ゴールがワールドカップ優勝。

小学生10キロ地点。中学生20キロ地点。スタートして間もない距離。この時点では世界の強豪国と渡り合える。30キロ地点のユース年代では、強豪国と競っている状態。35キロ地点U-20、オリンピック世代。世界との差は徐々に開いていき、10キロ、20キロ地点で飛ばしたツケが回ってくる。ラスト40キロ地点のワールドカップでは強豪国とは圧倒的な差があり、世界では戦えない。

育成年代でゴールをイメージできている指導者が何人いるだろうか。勝利至上主義に走り、その場の勝ち負けで一喜一憂していないか。10キロ、20キロ地点でトップに立ったところで後に失速すれば何の意味もない。完走さえできない。むしろラスト40キロ地点に備え、力を蓄えるべきではないか。その年代の短い距離だけではなく、42.195キロの長い時間軸で育成を考えるべきであると私は思う。

日本の指導者はゴール(ワールドカップ優勝)をイメージした指導者が少なく、勝ちに拘り先が見えていない人が多い。

10キロ、20キロ地点を全力疾走。30キロ地点でウォーキング。35キロ地点でリタイアとなった私のような選手が多く生まれないことを心から願う。

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