全国高校サッカー選手権大会のレギュレーション、日程などの問題点・改善点について解説します。

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はじめに

今回で100回目を迎えた全国高校サッカー選手権大会ですが、伝統があり、高体連や育成年代の中でも最高峰の大会です。

出場する選手達は、小さい頃から夢見ていた憧れの舞台であると思います。

筆者も20年以上前にこの大会に参加しましたが、全国の強豪と対戦することで、自分自身レベルアップすることが出来ましたし、非常にいい経験をさせてもらいました。

子供の頃テレビで食い入るように観ていた憧れのチームと対戦した時は、非常に感慨深いものがありました。

100回を迎えた伝統ある大会ではありますが、筆者が参加した時と比較して、エントリーメンバー数が増えたこと以外は大きなレギュレーションの変更はないように思います。

今回はこの大会の問題点、改善点について解説します。

高校サッカー選手権大会の問題点と改善点について

12月30日時点で1回戦が終了し、今年も優勝候補のチームや実力的には優勝を狙えるチームが姿を消しています。

大会の形式が初戦からノックアウト形式のトーナメント戦であるため、仕方がありませんが、個人的には非常に勿体ないように感じます。

遠方のチームは何時間もかけて、移動をして一回戦だけ戦い、負ければ、また故郷に帰る。

育成の観点からするとせっかくのレベルアップのチャンスであるのに勿体ありません。

育成年代では、レベルが均衡した試合で一番成長すると言われています。

個人的には初戦からトーナメントではなく、最初はリーグ戦を戦い、そのあとにトーナメントという形に変更するほうがいいのではと思います。

イメージ的にはワールドカップのレギュレーションに近い形です。

何故、世界最高峰の大会がそういったレギュレーションを採用しているのかを考えればわかると思いますが、優れたレギュレーションだからに他ならないからだと思います。

日程の面やコストの面など問題はありますが、選手を第一に考えた育成の観点からすると1試合だけでは非常に勿体ないので、個人的にはワールドカップのレギュレーションに近い形への大きな変革が必要だと思います。

また、日程については、夏に開催されるインターハイにも同様の事がいえますが、非常に過密日程であり、選手へのダメージが大きいように思えます。

選手への負担を考慮し、休みを中2日及び3日は確保できるように、大会期間を長めに設定するなどの日程の変更が必要ではないでしょうか。

まとめ

高校サッカー選手権は今回で100回を迎えた伝統ある大会ですが、今まで大会のレギュレーションなど大きな変更はないように思います。

個人的には、育成年代の練習時間の短縮など他の投稿でも問題視してきましたが、 育成の観点からは、レギュレーションの変更も必要だと思います。

また、ワールドカップでベスト4以上の目標を掲げており、未だベスト16の壁を破れていない我が国のナショナルチームですが、同様のレギュレーションの大会が非常に少ないのも問題だと思います。

レギュレーションが異なれば、戦い方も変わります。

ワールドカップでベスト4を狙うのであれば、同じレギュレーションの大会を経験させることも必要だと思います。

コスト面や学校の授業や行事など日程の問題はあるかもしれませんが、そういった部分をクリアにしてでも変更する価値はあるように思います。

今回は、全国高校サッカー選手権大会の問題点・改善点について解説しましたが、選手たちにとっては、夢の舞台であることには間違いありません。

レベルが高く均衡した試合の中で得られるものも数多くあります。

出場する選手たちにおいては、悔いの残らないように、日頃の練習の成果を十分に発揮し、何よりもこの大会を楽しんで頂きたいと思います。

ももかつ

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